事例
プラントメーカーにおけるルブフラッシング
日本を代表するプラントメーカーは国内のみならず海外において発電所、LNG基地、製油所と巨大プロジェクトをEPC(エンジニアリング、機器購買、建設)で受注されています。
フルターンキーの前段階でコミッショニングという工程があり、ここでは複雑に配管された工程で多数使われるコンプレッサーの潤滑系統のフラッシング作業を行います。
コンプレッサー単体は供給メーカーより充分にフラッシングされ清浄化されて納入されますが現地にて配管で多岐にわたり繋がれる配管はフラッシングは行われていません。
大型コンプレッサーは発電のタービンと同様なガスタービンや蒸気タービンを駆動軸にしているため潤滑油の清浄度は極めて重要で、従来はフラッシングのみで3ヶ月かかることも珍しくありません。
大型プラントではリキダメ(Liquidated Damage)いわゆる工期遅延損害金が1日あたり1~2億円を要することもあり、ルブフラッシングで工期短縮が重要です。
荷電凝集ろ過装置を採用いただくとこのフラッシング工期を大幅に短縮することが可能になります。
また、近年プラントの複数の部位を労働力の安価な地域でモジュールとして製造し特殊運搬船にて海上輸送するモジュール工法が用いられています。
このモジュールのフラッシングにも時間的制約があり、特殊運搬船の出港遅延は1日あたり数百万円を要することもあり、ここにおいても荷電凝集ろ過装置の採用でフラッシング工期を大幅に短縮することが可能になります。